金子歯科クリニック

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歯がしみる。知覚過敏は何故起こるのか

2012/12/21

前回、寒くなってきて歯がしみるという症状が出てきたら知覚過敏を疑ってみてくださいと書きました。
知覚過敏とは、どのような仕組みで引き起こされるのでしょうか。歯は、表面がエナメル質(セメント質とも言います)に覆われていますが、このエナメル質がなんらかの原因によって傷つき削られ、本来はエナメル質に守られている歯内部の象牙質が露出してしまうことがあります。

そのようにしてむき出しになってしまった象牙質が冷たい物や風、歯ブラシなどの刺激を受けると、象牙細管を通じて歯髄神経から脳にその刺激が伝わり、痛い。しみる。というような信号を発してしまうのです。
これが、知覚過敏が起こる仕組みです。
とはいえ、象牙質が露出したからといって必ず知覚過敏が起こるわけではありません。

しかし、寒い時期はどうしても水が冷たくなるので歯がしみやすくなります。
それは辛いですよね。

当院では、知覚過敏を食い止めるために適切な薬をつけてお治しいたします。
と同時に、正しいブラッシング法を伝授いたします。

象牙質が露出してしまう原因は、歯周病の進行によって歯肉が下がってしまうことなどが考えられますが、間違ったブラッシングで過度にエナメル質が傷つけられた結果である場合も多いのです。
当院では、皆さまの大切な歯を守るため、正しいブラッシング術をお教えいたします。
歯がしみると感じた際には是非当院にご相談ください。

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